「あなたも新しくなる」 07.08.05
ヨハネ福音書3:1〜15
「神の国に入る」ことを確信できるなら、その人の人生は、
大きな平安を伴う健やかな歩みとなるでしょう。滅びや闇に
捕らわれるのではなく、永遠なる神さまとの深い結びつきの
中に入れられている自分であることを確信しながら進んで
いくことが出来るからです。
そのような信仰の確信を持つ人は、悲しみ、恐れ、苦しみ、
さらには死の床においてでも、「大丈夫だ」という安心を抱え
続けることができます。そして、神さまは、私たちに、そのような
人生を過ごして欲しいと心から願っておられます。
ニコデモという人は、社会的、宗教的に立派な人物でした。
真面目で一生懸命な人でした。そのニコデモに、主イエスは、
「新しく生まれなければ神の国には入れない」とおっしゃいます。
ニコデモのような人でも、そのままでは救いを手に入れることは
無理だというのです。人は誰でも水と霊によって新しく生まれ
なければなりません。それは、人には決して出来ないことです。
しかし、神には出来ます。神ご自身が、人を新しく生きる者に
してくださいます。
預言者エゼキエルは、枯れた骨で埋め尽くされた谷の幻を
見ます。その骨は、自分たちの罪ゆえに滅び、自分では何も
出来ずに横たわるイスラエルの民の象徴でした。神は、動けない
イスラエルの民に働きかけます。霊を吹き込み、生き返らせ、
信頼関係を回復されます。神は、そのように働きかけてくださる
お方です。(エゼキエル書37章)
私たちは、その神に、自分を明け渡すのです。その時に、
神の霊によって新しくされ、神の国に入る者に変えられます。
モーセが荒れ野で上げた蛇(民数記21章)を見た民は、
罪赦されて命を得ました。
主イエスの十字架を信仰を持って見つめる私たちも、
罪許された新しい命を得ます。
十字架のもとで礼拝をする私たちは、罪赦された
新しい命に生きる者に変えられています。
私たちは、神の国の確信を持ってよいのです。
それを信じて生きたらよいと聖書は語りかけてきます。